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・一昔前にはアナログカメラ新機種が発表される場として選ばれることの多かったPHOTO Expoですが、数年前から徐々にデジタル化の波が押し寄せ、ついに今年は展示ブース内のかなりのエリアをデジタルカメラが占めるようにまでなりました。
アナログカメラには根強い人気とデジタルカメラでは逆立ちしても勝てない画像品質など未だに大きなアドバンテージが有りますが、デジタルカメラも徐々に写真表現の手段の一つとして認められて来たと言えるでしょう。また、それに伴って低価格でもハイエンド指向ユーザの使用に耐えられる一眼レフタイプのデジタルカメラが徐々に増えてきており、「やっぱり写真はアナログでないと...」と言っていた人々でも今後はデジカメとアナログカメラをケースバイケースで使い分けるようになるのでないでしょうか。
● ミノルタ
フィルムスキャナ「Dimage Scan」シリーズは現在はSCSI接続のみのサポートですが、次期モデルチェンジの時にはUSB又はFirewireというモダンインターフェイスのどちらかを必ずサポートするとの事でした。
● ニコン
○ フイルムスキャナ
モダンインターフェイスのサポートについては「次世代機種以降でのサポートを検討中」との事でした。対応しなくてはならないということは既に認識しているがUSBになるのかFirewireで行くのかについてはまだ決定していないとの事でした。
○ COOLPIX 990
基本的なデザインは前機種「COOLPIX 950」と同じですが、細かな操作性について数多くの改良が施されていました。 まず一見して分かるのがメインカラーリングが濃緑になった事と指止めゴムが赤から落ち着いた紫色に変更された点、またコマンドダイヤルがメインダイヤル1つから、メインダイヤル+フォーカスエリアセレクタという2ダイヤルになった点の2つ。
その他にもメモリスロットが下部からマシン横に移ったために三脚使用時にも簡単にメディアが取り替えられるようになっていたり、AF測距点が5点に増加、コンピュータとの接続インターフェイスとしてUSBを追加などと、モダンインターフェイスを取り込みつつ、より細部について作り込まれた製品となっています。
○ D1 及び その後継機、デジカメ全般について
サポートが期待されているIBM製micorodriveについては「D1を含む全機種について現在検証中」との事でした。 今後の開発ロードマップについてニコンスタッフに聞いてみましたが「分からない」との解答であったものの、個人的な見解として「"D1"
は数値1桁という事から分かるようにニコンのフラッグシップモデルという位置付けだが、今後は数値2桁のセミプロ向けモデル、数値3桁の入門向けモデルの一眼レフもデジカメ化する事は必要だと思う。300万画素CCDについても特に新聞社カメラマンさんなどの速報性が要求されるユーザにとってはデータ量が大きすぎると言う意見が有ることも認識しているし、D1が認められた一面として既に資産として数多く所有頂いているニコンFマウントレンズが利用出来るという点があるとすればFマウントレンズが使用できながらも120万画素程度の軽いCCDを採用した一眼レフデジカメというものアリだと思う。」と今後の製品展開について多彩な選択肢を持っていることを伺わせてくれました。
● マミヤ
同社が発売している 6*4.5"サイズの中版カメラについてフイルムパックの代わりCCDを装着するデジタル撮影ユニット「MegaVision
S3」が展示されていました。これはCCDユニットである「S3」と専用接続PCIボード、マミヤ社が独自に日本語化を施した「PhotoShoot
3.0J(Mac版のみ)」が1パッケージ化されたものであり、マミヤ社の各種中版カメラには固定用パーツを取り替えるだけで、どの機種でも使用できるように設計されています。
仕様としては、3072*2048 Pixel というフイルムに近い形をしている600万画素CCD、感度もフイルム換算でISO
80程度というようにスタジオで使われる機材類に極めて近いスペックである為にスタジオカメラマンでも違和感無く使え、撮影能力についてもPowerMac
G4レベルの処理能力があれば1コマ/秒程度撮影することが可能なので、「スタジオ写真にもストレスや違和感を感じることなくデジタル化の恩恵を」もたらす事が可能な製品となっています。
これだけの性能を誇っているのですから、お値段もちょっと張って300万円強。「これでも数年前の価格の1/3ぐらいですから、あの当時から見たら超破格ですよね」とは言うものの、一般人では手を出しにくい価格ですので、スタジオやデザイン事務所などの組織単位で購入、使用するような完全な業務用の代物です。

● キヤノン
○ 撮レビアンFV-02 (DVカメラ)
iMacSEを使用してiMovieとの親和性を示すデモを行っていました。新製品であるものの既にキヤノンによってiMovieとの完全互換性が確保されていることが確認されているとの事でした。
製品自体は世界最小の動作ユニットを搭載しているために極めてコンパクトに仕上がっている上に、3CCDに匹敵する色再現性を持つRGB原色フィルタ、静止画もきちんと撮れるプログレッシブスキャンCCD、暗部での撮影時に発生するノイズを1/2にまで軽減させた新設計LSIなど数多くの新技術が詰まっており、実際に使ってみると驚くほど鮮やかで美しい映像が撮影できました。
更に嬉しい点としては DV入出力端子だけではなく S-Video出入力端子も備えている為に、iMovieで作成してDVテープに書き戻した作品をS-VIDEOを使うことによって画質をそれ程落とすことなくVHSテープなどに孫ダビングが出来るようになっているという事でしょう。
製品をビデオカメラに詳しい人に評価していただいたところ「\169,000程度(予想実売価格。希望小売価格は\199,000)で購入できるとしたらコストパフォーマンスが良すぎる程。プロ向け製品を除けば、画質も操作性も群を抜いた性能とバランスの良さ」であり、Desktop Movieをする為にこれからDVカメラを購入する予定の人には「イチオシ!」との事でした。

○ デジタルカメラEOS
「EOS D」シリーズの新機種と噂される次世代一眼レフタイプデジカメが「参考出品」という但し書きが付いているものの、国内で初めて一般公開されていました。ガラスケース内の回転台に載っているだけであったので一切触ることは出来ませんでしたが、かなり近くから見れたために色々な情報を読みとることが出来ました。
ボディサイズが"EOS Kiss"とほぼ同じなので誤解されがちですが、幾つかのパーツ流用が見れるもののボディの設計自体は一から新規に行われた物。既に量産用金型すら出来ているのではないかと思わされるほど、ロゴや刻印に至る細部まで作り込まれており製品完成度の高さは相当な物でした。しかしながら、完成度の高い展示機でありながらも前面の製品名ロゴの部分についてだけはやっつけ仕事としか思えないような好い加減な処理で塗りつぶされていました。
マシンの基本仕様としてはストロボ内蔵型で3点AF測距システム搭載、記憶メディアはCFカードで、ファインダには視度補正機構が組み込まれているというのがマシンの刻印などから分かりました。
マシンの構造としては、
●マシン前面
向かって左から
グリップ
AF測距補助光発光ユニット(白)
レンズマウント(キャノンEFマウント)
レンズ取り外しボタン |
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●マシン上部
左から
モード選択ダイヤル
ファインダ(ストロボ・視度補正機構内蔵、上部にアクセサリシュー)
ファインダに沿うように縦に「(AE測光方式選択・ストロボ露出補正マーク)」「Drive」「AF/WB」の3ボタン
液晶パネル(状態表示用)
電子ダイヤル(メイン)
シャッターボタン
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●マシン背面
左から 液晶に沿うように縦に"On/Offスイッチ"と、「MENU」「INFO.」「JUMP」「(分割/虫眼鏡マーク)」「(矢印マーク)」の5ボタン
大型液晶(恐らく画像確認用のカラー液晶)
液晶下に「(ごみ箱マーク)」ボタン
"On/Offスイッチ"付き電子ダイヤル
最右部上部に「(AEロックマーク)」「(3点測距点選択ボタン)」の2ボタン
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となっており、写真を見ていただければ分かるように設定ボタンとコマンドダイヤルで寸分の隙も無いほどギッチリと詰まった構造です。(注:括弧内の書かれている内容については、アナログカメラで採用されているマークを元に著者が割り当て機能を予想しています)
見た限りでは、カメラのカスタム設定についてはキヤノンが一眼レフでも数多く採用している 機能ボタン+メイン・サブの2ダイヤル
で行う形式のようですが、アナログカメラと違いサブダイヤルの中央に「SET」ボタンが存在するのが気になります。サブダイヤルには不用意に動かしても設定が変わらないようにOn/Offスイッチャが付いていることから、露出補正やホワイトバランス調整などの使用頻度が低い設定事項に於いて使用されるのだろうと予想できます。
マシン下部などにバッテリスペースが特別に用意されていない事や上部構造パーツとしてバッテリ蓋が無いという2点からして電池・バッテリ類は下部から挿入する事になるのであろうと思われます。サイズや消費電力量を考えると、2CR5
や CR5*2コ というような電源になると思いますが...電池蓋すら見えないことには何とも言えないというのが現状です。
スタッフに詳細を尋ねたところ「展示機自体はプロトタイプなので、リリース時期や竦ォ能についての詳細は何とも言えない。少なくとも今日明日に正式発表という事だけは無い。開発状況としては現在チューニング作業中だと聞いているが期待通りの性能がなかなか出せずに予定よりも遅れていると聞いている。画素数も未定だが、この御時世だから300万画素以上を当然考えている。」との事でした。
● フジフイルム
一番注目していたハニカム613万画素CCD搭載一眼レフデジカメ「FinePix S1 Pro」だったのですが、残念ながらショーケース内に参考出品されていただけであり試用することは出来ませんでした。 ガラス越しであったものの、交換レンズとしてニコンFマウントレンズが使用できる事やカメラデザインがニコン風であることなどから、フジフイルムとニコンが密接に協力し有って製品を作り上げていることが充分に伺えました。
参考出品とされながらも完成度の高さはかなりのモノ。既に刻印などの細部まで作り込まれています。
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