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・「QuarkXPress6Jとクロスメディア出版」
クォークジャパン社代表取締役早川裕子さんによる「生産効率と創造性のあいだ」と題したセッションが行われました。最初に印刷産業における生産性について説明し、印刷業指数は103%、製版業指数は118%と延びており、それぞれの「生産効率」をいかにして挙げるかが同社に要求されている部分だと説明しました。
クォークが重要視している点は「慣れ親しんだ操作性」と「データ管理/ワークフロー管理/自動化」であると説明し、クオーク社の役割は、両方の要求を効率化することが求められていると思うと述べていました。
現在、QuarkXPressの使用バージョン調査状況について説明し、小規模製作業では3.3ユーザーが多く、大規模になればなるほど4.1ユーザーが多くなっており、これは、パフォーマンスを重視しているということだと思われると説明していました。さらにテーマとして、
時間:クリエティブからプロダクションまでのワークフローを効率化
振幅:XTensions,Apple Script,XML
奥行き:印刷、PDF、Web配信
などを挙げて説明していました。
そしてQuarkXPress 6.1Jの出荷時期について説明があり、2004年第2四半期に出荷すると発表していました。
クオーク社メディアハウスインド、プロダクトマネージメントAjit Singh氏が、クリエイティブプロダクティビティについてプレゼンが行われました。
クオーク社は、コストをいかに下げて生産効率を上げるかが鍵になっていると考え、クロスメディアに対応することや、テクノロジーの課題も重要で、インプリメンテンションとメンテンンス、運用におけるコストを下げるかがポイントになってくると説明していました。
既存のシステムがすでに稼働している場合、その互換性を保つことも重要であり、また、テックサポートをいかに削減するかも重要だと説明していました。
現在のワークフローでは、全体作業の80%が上手く構成されておらず、これを再構築することが重要であり、新しいコンンストラクチャーを実現するのはもちろんのこと、既存の環境を移行するためのツールも用意していると説明していました。
出版だけでなく、あらゆるマルティメディア産業にも対応することが重要になってきており、クオークはオープンカンパニーになろうとしてると説明し、クロスメディアパブリッシングという考えがあるが、クオーク社は、一つのテクノロジーで、ああらゆるメディアに対応することを目標としており、クロスメディア市場に向けて長期的なビジョンを持っていると述べていました。
クオークジャパン社のプロダクトマネージャーマネジャー西村浩之氏による実際のデモ紹介が行われました。

最初に西村氏は、QuarkXPress 3.3、4.1、といった過去の互換データが膨大に蓄積されていると考えられるので、それらの資産の流用が出来るようにしなければならない。また、アクセスビリティーが変わってはならない。と説明していました。
デモ画面は、会場で配布されているQuarkXPress 6 Jのパンフレットを4.1とQuarkXPress 6.1Jで開いて比較し、ページのリフローが発生していないことを画面で見せながら説明していました。その理由に関して西村氏は、QuarkXPress
6.1Jのテキストエンジンが、QuarkXPress 4.1Jのものをそのまま継承しているからだと説明していました。
QuarkXPress 6.1Jでは新規ファイルの名称をドキュメントからプロジェクトと変更し、プロジェクトファイル内で「印刷」と「ウェブ」という2種類のレイアウトスペースを持つことが可能で、そのレイアウトスペースの中で、ページサイズの異なるレイアウトを最大で25個持つ事が出来ると説明していました。
ウィンドウメニューには、「レイアウトメニュー」と「ウィンドウメニュー」が追加されたと説明し、今まで要望の多かった機能の一つとして、シンプルなレイヤー機能を持ったと紹介していました。レイヤー属性は「ビュー、ロック、印刷するしない、回り込み保持」のチェックが可能で、従来は複数のテキストが必要だったものが、一つのプロジェクトで複数管理が出来るようになったと説明していました。
次に「Bazaardecor.com」を例として紹介してデモが進められました。
QuarkXPress 6.1Jでは、これも要望が多かった機能の一つとして、表組機能である「テーブルツール」が実装されたと説明し、複数テーブル内のある部分を、テキストボックス、画像ボックスとして機能し、セルのリンクも可能になっていると説明していました。また、テキストの表組変換機能が追加され、タブ区切りなのどのテキスト属性を見てテーブルが作成されるといったデモも行っていました。
また、画像ボックスに配置されたデータを、コンテクトメニューで操作することが可能で、そこで「高解像度プレビュー表示」が可能になったことなどを紹介していました。
次に、最大30までのマルチアンドゥーが可能になり、アンドゥーの履歴管理も出来るようになっているため、複数の操作取り消し/やり直しが可能になっていると説明していました。
アンダーラインツールが追加され、アンダーラインの設定がカスタム設定出来るようになっており、また、印刷ダイアログでプレビュー機能が強化され、裁ち落とし表示等が可能になったと説明していました。
HTML作成では画像のロールオバー作成、カスケーディングメニュー、リクエストフォーム等の作成も簡単に出来るようになっていて、スタイルシートの設定も可能だと説明していました。
新しい機能の一つとして、同期テキストパレットにエントリーすることによって、Web用と印刷用とのテキストボックスを同期させることが出来るとし、この操作がドラッグ&ドロップでも可能であることなどを紹介していました。
XMLへの対応について強化された部分として、従来はavenue.quarkというエクステンションによって書き出し機能を提供していたが、QuarkXPress
6.1Jでは、一旦書き出したXMLデータを再度取り込むことによって、再利用することが可能になったと説明していました。
PDFへの対応に関しては、グローバルグラフィックス社のJaws
PDFエンジンを採用し、QuarkXPress 6.1Jから直接PDF書き出しが出来るようになっていると説明していました。
その他の強化部分として、環境設定がタブ形式ではなくリスト表示化されたこと、ラインチェック機能で、オーバーフローなどの検出が出来るようになったこと、PS3対応の強化なども成されていると説明していました。
今回の製品の特徴として、一つのアプリケーションの中で、印刷とウェブを同時に製作することが出来るソフトになっていて、まだ、イメージを掴めていないかもしれないが、QuarkXPress
6.1Jによって新しいワークフローを模索して頂ければと考えていると説明していました。
次に恒陽社の石塚晃氏らによるプレゼンが行われました。石塚氏はQuarkXPress
6.1Jが高解像度プレビュー機能を持ったことに関連して、RGB色域とCNYK色域に関する説明を行い、Adobe RGBと同等の色域を再現出来るCMYKカラープロファイルとして、CMYKにオレンジとグリーンを追加した「HEXA
Pro」を使用することによって、ヘクサクロームプロファイル(PANTONE社)を掴んでモニターチェックが出来ると説明していました。また、同社が販売する「面付け職人」もQuarkXPress
6.1Jに対応する予定だと説明していました。
最後にQ&Aが行われ、価格について質問したところ、パッケージプライスはオープンプライスで、ストリートプライスは従来通りとなる予定で、アップグレード価格については、QuarkXPress
4.xJからは79,000円で提供する予定(QuarkXPress 3.3Jユーザーへは120,000円)だと説明し、PAGE
2004には間に合わなかったが、今月中にキャンペーンプロモーションを行う予定だとも説明していました。
PDFのバージョンについては、PDF 1.3で、OpenTypeへの対応については、Shift-JIS範囲内での対応となり、異体字切り替えについては、このバージョンでは対応していないと説明していました。また、初期出荷ではプリンターへのダイナミックダウンロードに対応しておらず、その後に配布するメンテナンスアップデートによって対応する予定だと説明していました。
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