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・Sonnet Technology Workshop「Acceralate into the feutuer」
Speaker:Sonnet Technologies, Inc.代表取締役社長 ロバート・ファーンズワース氏
CPUアクセラレータメーカという事で、まずはMacの歴史の解説から始まり、開発・販売体制の解説、各製品群の説明、質疑応答という順序でWorkShopは行われました。
販売体制についてはトータル50,000枚余りが売れていて、全世界68ディストリビュータがパートナーとして販売に当たっているとの事です。日本国内に於いてはキヤノン販売・MDS・TBG
Japanの3社があたっており、この3社の協力のお陰でアクセラレータ業界で類を見ない3年間保証というハイレベルの保証体制が取れているとの事でした。
話は代わってSonnetの会社としての基本体制の解説を。会社のモットーは「Simply Fast」。ジャンパーやスイッチの設定をせずに差し込んだだけで、最も安定して高速に動作するプロセッサカードを開発するのが基本姿勢。この為にどの製品であっても、最初にバスクロックを感知して動作クロック数や動作方法を自動的に設定するシステムを組み込んであり、本当に「挿しただけで」動作するようになっています。 また、最新のシステムについてもソフトウェアによって対応するシステムとなっており、MacOS9への対応も最も速くシステム出荷から1週間で対応、またNuBus対応カードについては唯一の対応となっています。もちろん互換性についても充分確保されており、OS9では対応から外れたColorClassicなどの旧マシンについてもSonnetのカードを使うことでOS9に対応させられるとの事でした。
各製品群についてはWebなどを見れば済むことなので、その中でも特に面白い話でも...
●CPUクロックの限界について
現時点ではG3はバスクロック*10倍、G4はバスクロック*9倍という制限が存在するが、その壁についてはSonnetが開発中の新しいテクノロジーにより今現在450MHzで止まっているクロックを、モトローラからリリースが行われ次第に最高900MHzまで引っ張ることが出来るとの事でした。このテクノロジーについては既に開発は完了しており、今年中にシステム高速化の要望が強い全プロダクトに搭載を始めるとの事でした。
●CPUの実装方法については
プロセッサ部分だけを分離してプロセッサだけを変えれば様々なクロックに対応出来るという方法も有るが、これではCPU速度を十分に出し切ることが出来ないので採用については否定的である。面倒でも1つ1つの製品を作り込む事が大切であるとの事でした。
●PowerBook1400用のアップグレードカードについて
IBMとの共同開発の成果により高速化を図れるにも関わらずオリジナル状態と比較して最高で30%もバッテリ持続時間を延ばすことに成功したとの事でした。アップグレードすることにより処理速度が向上する上に、バッテリ持続時間が延びるというのは珍しい事ではないかと思いました。クロック数が333MHzであることについては33MHzのシステムバスマシンに起因する「G3
システムバス10倍の壁」より、これ以上のクロックアップは直ぐには難しいとの事でした。
●iMacのアップグレードについて
iMacについては既に高速なG3が搭載されているのでG3のままでは無意味。2〜3倍の高速化が図れるG4を搭載しなくては意味がないだろう。価格的にも5万円以下に押さえられなくてはならない。これらの条件が全て満たされたときに出荷を開始する。 他社にはCPUを送り返したりしなくてはならないという所もあるが、そんな方法はSonnet的でない。Sonnetがアップグレードカードをリリースする時にはiMacのようにエレガントで、シンプルな販売・搭載方法を、店から買って帰って搭載するだけで動作するような方法を採る。
●iBook・PowerBookのアップグレードについて
G4はG3の3倍のパワーを必要とする。つまり、消費電力も発熱量もそれだけ多くなる。それらをノートマシンに搭載するというのはチップメーカが今以上の省電力G4を発表しない限りは非現実的なので、超高速G3プロセッサを搭載することになるという事でした。ただ、この際に最優先事項とされるのはバッテリー動作時の稼動時間。これが短くなるようではリリースは出来ない。Sonnetが出すからには同等又はそれ以上の時間を実現させるとの事でした。
●2次キャッシュスロット使用アップグレードについて
今現在は500MHzまで実現しているが2次キャッシュスロットはとても小さいので、これ以上のクロック製品やG4を出すには冷却の問題が出てくる事や、プロセッサ自体が収まり切らなくなると言う問題も出てくるとの事でした。もう一点重要なのは、これらの高クロックシステムへの需要があるのかどうか分からない事。現に500MHzまでリリースしているこれらの製品群ではあるが、一番数多く出ているのは価格的に一番手頃な300MHzであることからも、単純に高クロックプロダクトを出せば良いという事でしょう。
●2次キャッシュとROMが一緒になっているマシンについて
6300/120のようなシステムではスロットに十分な信号が来ていないので、搭載は無理とのことでした。
●MacOS Xへの対応について
現在検証中で近日中に詳細を発表するが、PCIアーキテクチャマシンであれば確実に動作する。NuBusアーキテクチャマシンでも何とかなるとは思うが、現時点ではまだ何とも言えない。ただ、SonnetのOS9への対応状況を見て欲しい。OSXについての準備も充分考えて進めているので、リリースから大したタイムロス無く出来る限り数多くの対応を行う、との事でした。
●マルチプロセッサについて
詳細は言えないが、進めている。過去にアップルがマルチプロセッサマシンのプロトタイプを作った際のチーフエンジニアが今はSonnetの居るぐらいなので、情報も技術力も十分にある。ただ、アップルのマルチプロセッサに対するサポートが見きれない限りは、将来性を考えて何とも出来ない、との事でした。
●アップルよりも高速なプロセッサを出す可能性について
G3 500MHzを採用するという事がモトローラとの協力で実現したように、十分に可能ではある。ただ、G4 500MHzのように需要の極めて多いチップについてはまずAppleが全て持っていってしまうためにSonnetが入手できない。それでも数カ月以内にリリースするので期待していて欲しいとの事でした。
以上でテクノロジー関連の解説、質疑応答は終わりです。
以下は経営面について
●シェアについては...
日本及び世界でおよそ50%のシェアがあり、プロセッサ購入量ではAppleに次ぐ第2位である。インストール数は500,000もある、との事でした。
●アップルからプレッシャーは無いか?
アップルからのテクノロジーサポートは一切受けておらず、優秀な自社エンジニアが全てをやっているのでアップルの動きは関係ない。それに我々はアップルと競合するのではなく、アップルの更なる発展のために働いている、との事でした。現にPowerMac
G3 B&WのROM問題も自社のみで解決した。
●USBやFirewireなどのCPU以外への経営の多角化については
考えていないという訳ではないが、CPUプロセッサビジネスがとにかく中心であるので現時点では進出する予定はない。ただ、もし進出するとしたらセッティングが簡単で最高のパフォーマンス、しかもOSなどのアップグレードに対して直ぐに追従するという現在のプロセッサについて取っているポリシーだけはそのまま引き継ぐ事になるだろう、との事でした。
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