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July 2000 MACお宝鑑定団 
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Keynote Speech Live!


Apple QuickTime Live (7/19のP.M.10時から放送)
現在再放送で見れます。

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Keynote Speech report


・基調講演会場に入ると舞台左手には MacOS X が起動したマシンが置かれたデモ台と、右手には5台のAppleStudio Displayが。液晶のスクリーンには左からPowerPC G4・PowerPC G4・Pentium III・FinalCutPro・Finderがそれぞれ映し出されていました。

Think DifferentのCM「Crazy Ones」が流されて基調講演は始まりました。CM終了後にSteveJobs氏が登場し、今回の講演は1秒間に4ギガビットのデータがakamaiを通じてQuickTimeで見ている人たちに放映されているとと発表されました。



さて、Steve Jobs氏は「誰の手にも触れるモノ」としてマウスのについての話を始め、従来の月餅マウスのスライドを見せながら「コイツが嫌いな人もいるんだ」とジョークを言って、「業界で最悪のマウスを最高にしたんだ」と述べ、「今までのマウスはホッケーパックとバカにされていたけど、今回のは大丈夫だろ!」と冗談を飛ばして、光学式の新型マウスを紹介しました。最も正確な光学マウスで、マウスパッドもボールを必要が無いと話し、これはボタンというモノがなく、マウス全体がボタンになっており、「どちらの手でも、どんなサイズでもフィットする」と話しました。このマウスはAppleのデスクトップモデルにはすべて採用されて、「デスクトップコンピューターで初めて光学マウスが標準搭載された」と自慢していました。



Steve Jobs氏は次に新しいキーボードについても紹介した。これはApple拡張キーボードと同じレイアウトで、ボリュームキーとディスクのイジェクトボタンが追加されており、これもマウスと同じくデスクトップモデルに標準採用されると発表しました。また、いずれもApple Storeで9月から$59で発売される予定で、ここでSteve Jobs氏は、新型"Pro"マウスと"Pro"キーボードのTV CMを聴衆に見せました。



放映が終わると、Steve Jobs氏は例のマトリックスをスライドに出して、まずPowerMac G4について語り始めました。PowerPC G4に搭載されているVelocity Engineによって、3.5 Giga Flopsもの計算能力があって、G4が1つのインストラクションを実行する間、これは光が画面から目まで届くのと同じ速度であるほど高速なもので有ると説明されました。そして「500MHzのG4が1GHzのPentium IIIに対してどれだけの結果を出せるか知っているかい?」と言って、Phil Schiller氏を壇上に呼びました。PhilはムービーポスターをPhotoshopで製作するデモを見せました。PowerPC G4 500MHz vs Pentium III 1GHz の実測勝負を、Photoshopの自動処理をもちいて行ったところ、G4 100秒、Pentium III 124秒というようにクロック数の低いPowerPC G4の方が勝利を収めました。これによってPowerPC G4 500MHzは1.2GHzのPentiumの相当すると説明されました。

ここでJobsは「MHzは最も重要な問題ではない」と言っておきながら、「このG4を2つ同時に動かせばどんなに速いだろう」とさらっと話して、デュアルプロセッサーG4を何気なく発表しました。再びPhilSchiller氏が登場して、先ほどのデモを今度はデュアルG4と1GHzのPIIIで比較すると、G4が圧倒的な速さで終了しました。「GHz PIIIの終了を待ってられないので、ココでデモを終了しよう」と言って、PIIIの処理の終了を待たずにデモを止めてしまいました。

デモ終了後に、デュアルG4だったら61秒しか時間がかからず、「計算すると500MHzのデュアルG4は2GHzのPIIIに相当する」と言って、7 Giga Flops上の計算能力を持っていると強調していました。



ここで、新しいPowerMac G4シリーズが発表された。シングルG4/400MHz、デュアルG4/450、500MHzの3機種が用意され、全てのPowerMac G4にGigabit Ethernet がオンボードで搭載されており、「デスクトップ史上初めてデュアルプロセッサーが搭載された」と強調していました。「500MHz * 2で1GHzのPentium IIIと同等になった」という冗談を飛ばしつつも、MacOS 9による動作デモを行いました。ここでは先程と同じ処理を行わさせ、わずか61秒で終了しました。MacOS 9であるために完全に2倍の速度とはなりませんでしたが、かなり優秀な速度であると言えるでしょう。



ここで三度目のPhil Schiller氏が壇上に上がって、新型PowerMac G4でFinalCut Proを動かして、高解像度・非圧縮のムービーをサーバーからフルモーションで再生して、Gigabit Ethernetの能力をまざまざと見せつけました(Gigabit Ethernetは毎秒16MBの転送能力があるとデモで見せた)さらに、どのマシンにも新しいハイエンド向けのドライブが標準で搭載されており、下から20、30、40GBの容量を搭載していること、全機種が本日から発売されることを発表していました。それより何より、「全てのマシンを従来と全く同じの、グッド、ベター、ベストの価格で販売する」と発表すると、聴衆からは拍手と歓声が巻き起こった。「我々はこれがPowerMac史上で最高のマシンになるだろう」とも話しました。PowerMac G4の3モデルのうち450MHz・500MHzはDualモデルに移行しますが、価格は据置とのことでした。なお、このモデルよりGigabit Etherがオンボードとなるという事も同時に発表されました。

次に、Mac OS Xについて短く(そして重要な)発表を行った。Mac OS XはSMPをサポートしており、Mac OS XPublic Betaは9月の初めに、ファイナルリリースは2001年初頭にリリースされる事を発表した。今回はデモを行う時間がないとSteve Jobs氏は前置きをしつつ、Mac OS Xの簡単なデモを行った。これは従来のデモとさほど変わらず、デモで披露されたMac OS Xの画面にも特に目新しい部分は見られなかった。



この一連のデモが終わると、Adobe社長Bruce Chizen氏が壇上に上がって、Adobeとは強力な信頼関係を結んでおり、またAdobeもAppleとMac OS Xに対して強力にサポートしていくと発表していた。また「Adobeでは100人以上のエンジニアが自社のアプリケーションをMac OS Xの移植に取り組んでいる」と語り、「MacOS Xは今までの複雑さが一気に解消されているので非常に魅力的だ」と評価していました。またMP G4を引き合いに出して「我々は最強のPhotoshopマシンを手に入れた」と語りました。

次にSteve Jobs氏はMicrosoftとの良好な関係にも触れて、両者とも協力して新しいOfficeを開発していると話しました。そしてMicrosoftのMac Business UnitのGeneral managerであるKevin Brown氏を壇上に呼びました。彼はOffice 2001のデモを初めて行って、数々の新機能を初披露しました。例えば、Office 2001で動作する新しいPIMアプリケーション「Entourage」や、Mac版しか実装されていない、PowerPointの書類をQuickTimeムービーとして保存するデモや、IE 5.5と同じくAQUA風インターフェイスが全体的に採用されているなどを披露しました。さらにOffice 2001が10月に発売される事と正式に発表していました。



最後に、つい最近Microsoftに買収されたBungieの創立者(現在はMSのゲーム部門のVice President)を壇上に呼んで、AppleとMicrosoftがすべてのMicrosoftのゲームを移植するために新会社を設立して、その社長にBungieの取締役を就任させる事を発表しました。Bungieの創立者は新作HaloのMac OS版が発売される事を約束して、自らHaloで遊んで、実際のゲームの様子を初めて披露しました。

次に、Steve Jobs氏はiMacの話を始めて、2度目の誕生日を祝ったと話しました。この2年間で370万台ものiMacが販売されて、1時間に200台のペースで販売されていると述べました。Steve Jobs氏はiMacの新規の購入者についてのデーターを披露して、インターネットに接続している人が非常に多いこと(購入者の89%もの人が接続している)、そして多くの人がムービー編集を楽しんでいる事を挙げていました。

ここからいよいよiMacの発表へと移り、まずは色と種類の発表を行いました。

● iMac 350MHz・64MB・6.4GB・CD・USB($799) -- Indigo (ブルーベリーより深みの有る鮮やかな青。) カラー、このモデルのみ9月発売。

●iMac DV 400MHz・64MB・10GB・DVD・USB・Firewire($999) -- Ruby (ストロベリーより深みの有る赤) カラー、「より多くの人にiMovieを届ける為に生まれたiMac」と例え、「iMovieは遂に$1,000以下で使えるようになった」と強調していた。

●iMac DV + 450MHz・64MB・20GB・DVD・USB・Firewire($1299) -- Sage (薄い黄緑)カラー

●iMac DV Special Edition 500MHz・128MB・30GB・DVD・USB・Firewire($1499) -- グラファイトカラー・Snow(真っ白)カラー



なお、色については●iMac -- Indigo●iMac DV -- Indigo・Luby●iMac DV + -- Indigo・Luby・Sage●iMac DV SE -- グラファイト・アイスというランナップとなっています。

さらに話はiMovieに移り、iMovie 2を発表した。説明の中で、これが「AppleのDNA」だと言い切って、「さらに簡単になった」インターフェイスを搭載している事を強調していた。ココでJobsが行ったデモは、従来のモノの焼き直しだった。「我々は全てのデスクトップMacに無料でバンドルする予定だ」と発表したが、該当機種以外を持っている人にも$49.95でインターネットから提供される予定だそうです。



続けて、iMac DVが発表された事によってビデオ編集が一般的になってきたと前置きされたうえで「iMovie2」が発表されました。これが「AppleのDNA」だと言い切って、「さらに簡単になった」iMovie2はインターフェイスがAQUA風となっており、使いやすいデザインとなっていました。また、Movieの再生速度を変えたり、トラジションの数が増えるなど、細かい点が改良され、非常に使いやすくそうになっていました。iMovie2は「我々は全てのデスクトップMacに無料でバンドルする予定だ」と述べ、これから発売される全てのデスクトップに添付されるとし、該当機種以外を持っている人にも$49.95でインターネットから購入出来ると述べました。



そしてiToolにも触れて、新しく加わった「HomePage Builder」を使えば、いかに簡単にホームページが製作できるかを自らデモを披露しました。



これらのデモが終わった後に、「もう一つあるんだ」というお約束のセリフを言って、お馴染の4製品のマトリックスのスライドを見せた。そして「これらの製品戦略のおかげで、過去2年半は成功を続けることができたが、ここで新しいデスクトップを発売する事で、この製品戦略を拡張する事にした」と語って、PowerMac G4 Cubeを発表しました。



サイズは今までのPowerMac G4の1/4ながらファンレスとなり、性能は全て同等だと話しました。価格は400MHzモデルで$1,799、500MHzで$2,299となっており、また同時にUSB・AV・電源が一本で済ませられる新インターフェイスと対応ディスプレイが発表されました。Steve Jobs氏は、スロットローディングDVDドライブを「トースタースタイル」、筐体のデザインを「とてもシックで、Appleの液晶モニターの後ろが一番似合う」、ファンレスを「バーチャルサイレンス」、筐体の構造を「新しい"ワンタッチ"アクセスで筐体の内部を引きだすことができる」などと表現していました。



続いて新型ディスプレイを発表しました。「Cubeと同じくらいすごく美しい」と述べて、17インチフラットディスプレイを発表し、$499で発売すると述べました。また、15inch Flat TFTを$999で発売することも発表しました。New Cinema Displayの3ラインナップであり、全てグラファイト・tランスルーセントに統一されました。そして、これらデスクトップモデルは全て今日発売であり、入手は1ヶ月後ぐらいから出来るようになるという言葉で基調講演は締めくくられました。



最後にSteve Jobs氏は会場にいるすべてのAppleの従業員をその場に立たせて、周りの聴衆に彼らに対して拍手を送る事を求めました。(もちろん、聴衆はそれに答えて惜しみない拍手をした)そして「私はこの新型マウスから(この基調講演を)始めたので、このマウスでこの講演を終えたいと思う」と言って、聴衆に「あなたたちがこの新しいマウスを最初に使うことができます。あなた達の座席の下にマウスの引換券がありますので、この新型マウスを手に入れて下さい。」と言って壇上を去って行きました。




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