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・新居雅行さんの司会進行にて、JavaOneにおいて「Mac
OS X and WebObjects」というタイトルでのBirds-of-a-Feather(BOF)が行われました。しかしながら、今回はWebObjectsのパートを担当されるであろう 石井竜一氏 (株式会社オブジェクトビジョン) が都合により参加されませんでした。
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| Allen Denison氏(Apple
JavaPM), Appleスタッフ, 藤木淳氏(キヤノン), 新居雅行氏 |
BOF最初のスピーカーは、AppleComputerにおいて
Java TechnologyのProducts Managerを務めるAllen Denison氏が務められたものの、内容は「JavaにおけるMac OS Xにおけるアドバンテージ」という事で午後始めに行われたAppleセッションとほぼ同一でした。ただ、今回はグラフィックアクセラレーションの例としてCameleonに追加して、Sunが配布しているSwingのサンプルコード 「SwingSet」 を利用する事で今まで遅くて使い物にならなかったスクロールなどの機能もネイティブアプリ並の速度で動くようになったという実働デモが行われました。
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| Apple Computer,
Inc Java Product Manager の Allen Denison氏 |
また、Swingの高速化に伴う恩恵の実例として、それ自身がPureJavaアプリである
Borland JBuilder 7 について「Linux版やSolaris版にほとんどポーティングの手間を掛ける事無く動作させる事が出来た」というエピソードを交えながら、他のネイティブコードで書かれた開発ツールと同じように快適に動作するというデモが行われました。
続けてキヤノンの藤木淳氏のプレゼンテーションへ。
最後までJava2をサポートする事が無かったMac
OS 9のMRJと現在のJava VM(J2SE 1.3をサポート)を比較する事で、Mac OS XによってMacOSも立派なJavaサポートOSとなったと説明されました。また、JavaデベロッパがMac
OS Xを選ぶ理由として、やはり現時点ではMac OS Xのみがサポートしているグラフィックアクセラレーションを挙げられ、実例としてMacworld
NY 2002でも高い評価を受けたPureJavaで書かれた国内産ネットワークゲーム 「ゲットアンプド外伝
下町の侵略者」が極めて高速に動作するという実働デモが行われました。
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| ネイティブアプリ並の描画が行われるPuroJavaゲーム
"GetAmped" |
また、Mac OS Xによって立派なJavaプラットホームの一員になったという事の一例として、自身も参加されているApacheコミュニティが進めるプロジェクトの1つである、PureJavaでSVGサポートする
「Batik 」プロジェクトについて取り上げられ、プロジェクトリーダーを除く全コアメンバーとなる4名全員の開発環境がMac
OS Xが動作するPowerBook G4, iBookなどに乗り換えたと言うSwitch.の実例が発表されました。プロジェクトではコアメンバー5人中4人までがMac
OS Xユーザーという事で、グラフィックアクセラレーションや Shared Class などの現時点ではMac OS XのみがサポートしているJava
VMの先進的な機能を積極的に取り入れて行く事についても検討が開始されているとの事でした。
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| SVGエンジンの開発チームもMac
OS XにSwitch.中 |
以上でプレゼンテーションは終了。
BOFという事で、それ以降は開発担当者・ハッカーとの直接FAQタイムとなりました。
以下内容を一問一答形式で。
● Mac OS XではSwingをOpenGLによってハードウェア・アクセラレーションするようにしているが、JavaにおけるOpenGLサポートの
"Java 3D" をサポートする可能性は?
現在、Java 3D, Java AIを確かにサポートしていないが、これは Sun とライセンスを締結していない為でも有る。しかし、Swingのアクセラレーションとして
OpenGLをネイティブコールしている現状は、代理案として十分 (魅力的) だと思っている。今後(の方針として)はSunとライセンスを締結して、Java
3Dもサポートして行くように努力したいと思う。
● Swingハードウェア・アクセラレーションを受ける際の要求ハードウェアはQuartz Extremeと一緒か?
グラフィックチップの種類はアクセラレーションには関係なく、グラフィックメモリの搭載量が問題となるだけである。32MB以上有る事が望ましいが、16MB以上あればアクセラレーションするはずである。
● PureJavaアプリは起動時間がネイティブアプリの2倍ぐらい掛かるが、今後改良されるか?
Javaの起動は確かに遅いが、それに関してはどんなプラットホームでも一緒であり、Sunと一緒に何とかしようと検討中である。Sunはアプリケーションの起動時に、必要の有る無しは関係なく何でもかんでも(有るだけのClassを)起動時に読み込ませようとしようとしているので、それらの読み込みに時間が掛かると認識している。Appleとしては
Shared Classをサポートする java VM を搭載する事によって起動時にロードされるデータを減らして、起動を高速化させようとSunに働きかける方向で動きたいと思う。
● 10.2になってServerなどのエンタープライズ関連製品におけるjavaに変化はあるのか?
Mac OS X Server 10.2では、Serverの共有ライブラリの最適化や、Max Heap サイズの最適化、Server・Cliantのメモリサイズを800MBから2GB程度までの拡大などという改良を行った。
エンタープライズ向け製品と言えばWebObjects(WO)で有るが、WO5.1リリースにおける最初の目標はJ2EEのサポートであり、これは実現した。これを踏まえた上で年末までには「Webサービスの更なる改善」を実現する次のバージョンリリースを予定している。今日は、これ以上の情報公開は控えたい。
● WebObjectsで複数のWebアプリを立ち上げている時に、どのJava VMでどのアプリが動作しているのか識別出来ずに、全部Java
VMとなってしまう。立ち上げたJavaアプリのプロセスIDとJava VMの関連を管理出来るようにならないか?
WebObjectsのモニターにて、この問題に引っかかると認識しているので問題解決には取り組んでいる。将来への課題とさせて欲しい。
1時間という短い時間のBOFであった為にFAQタイムは以上でしたが、次期バージョンのWebObjectsが年末までにリリースされるように作業が進められているというのは、(NDAの無い場としては) 初めて語られた情報でありました。
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