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September 2003 MACお宝鑑定団 |
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| Apple expo 2003 | WWDC 2003 | |
2003年9月26日に東京国際フォーラムで開催されたG5 ソリューションフェアに関するページです。 |
| オープニングセションレポート | ||||||||||||||||||
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・PowerMac G5のCMと共に原田社長登場が登場し、このフェアで様々なソリューションを提案させて頂いているので、実際にパフォーマンスを実感してほしいと述べました。
最近の話題としてまず製品に関しての説明が行われました。iMac1149台、Xserve69台が東京大学に導入決定したことを紹介し、この発表に関しては、シリコンバレーからも、おめでとうメールがきたというエピソードを紹介していました。
Steve Jobs CEOもよく言っている言葉として「向う100年パーソナルコンピュータは高速に発展し続ける。その中でベストのパーソナルコンピュータをつくり続けてゆく。これがAppleの使命である。」と紹介し、1つのデバイスに対応するのではなく、他社製品も含めたハードウェア、自社提供のソフトウェアによって、デジタルハブとなり、新しいデジタルライフを提案し続けてゆくと説明していました。
次に、Pro Digitalソリューションソフトウェアの紹介を行い、そしてサーバー製品の紹介が行われました。Xserve.は、発売開始以来わずか6ヶ月でUNIX市場で4位となったと述べ、このXserve.の特徴として、トータルコストオーナシップ(導入コストが安い)、メンテナンスが容易、セキュリティーなど、こういった部分を特徴として販売してゆくと説明していました。その導入事例として、東京大学だけでなく、ノーベル化学賞を受賞された野依良治教授がセンター長をされている名古屋大学の物質科学国際研究センターにも大量導入されてると説明していました。
次にクリエイティブ向けソフトウェアに関して主な事例を紹介し、日本の約80%のレコーディングスタジオにMacが導入(JAPRS調べ)され、また、東京のキー局は全てFinal
Cut Proが導入されていると紹介していました。
東京大学への大量導入に関して、東京大学 情報基盤センター情報メディア教育研究部門の田中哲朗助教授、情報センター助手関谷貴之氏、情報センター助手安東孝二氏へのビデオインタビューを紹介していました。この中で導入を決めた理由として一番大きな部分は、研究用のターミナル用としてのUNIXマシンと、アプリケーション用としてのPC機を別々に提供しなければならなかったが、UNIXをベースとしたMac
OS XであるMacを導入することは、今まで2つ必要だったマシンが、1つのマシンで提供出来るため、コスト的に有利だと考えられたことなどを説明され、また、これらのMacを全てNetbootで管理することも説明されていました。また、安東氏が、個人的な話として、Apacheの研究会に出席したとき、ほんどの参加者が所有していたのがPowerBookだったのを見て驚いたというエピソードを話していました。
次に投資戦略に関して説明し、その中でAppleの直営店であるApple
Retail Storeに関して触れ、現在アメリカで展開してる全ての直営店は成功しており、また、直営店が出来ると他のショップの売り上げが下がると懸念される方がいるかもしれないが、実際は、近隣ショップの売り上げも向上するという調査結果があるとし、Apple
Store Ginza.にもそのような効果が期待出来るといった説明をされていました。
そして、PowerMacプロダクトマーケティング担当小尾秀男氏が登場し、PowerMac
G5の説明が行われました。1997年G3、1999年G4、2003年G5と進化し続けてきたPowerMacには、新しいテクノロジーを加えて、フラグシップモデルとして相応しいパフォーマンスの向上がテーマがあると説明していました。
新しく採用したPowerPC G5は64bitプロセッサーであり、従来の32bitプロセッサーが一度に扱えるデータ量をハガキサイズだとすると、G5が扱える情報量はマンハッタンの面積分に相当すると説明していました。この中で、1年以内に3GHzを投入すると発表したことに関して触れ、これはPowerMacに搭載されてといった具体的な内容を説明してるわけではなく、どのように発表されるかは未定だと説明されていました。
住商エレクトロニクス社エンジニアソフトウェア事業部の勝明次郎氏が登場し、MATHEMATICA
5の紹介が行われました。勝氏によると、MATHEMATICAの実行環境として、PowerMac G5が最高プラットフォームであると説明されていました。
次にイーフロンティア社の安藤健一社長、Shade事業部の園田浩二氏が登場し、Shade
6の紹介が行われました。まず、G5とG4における性能比較として、1000 x 1500 PixelのデータをRay Tracingでレンダリングした場合、PowerMac
G5/2GHz Dualでは46秒で完了してしまうと説明されていました。
次にアドビ システムズ社マーケティング本部の栃谷宗央氏が登場し、Photoshop
7.0.1の紹介が行われました。栃谷氏は、Photoshopが発売されてから13年目を向かえ、その初期開発メンバーであり、現在、世界的に有名なPhotoshopエバンジェリストであるラッッセルブラウン氏の画像を使って、修復ブラシツール機能や、ゆがみツールの紹介を行い、PowerMac
G5/2GHz Dualのレンダリング性能がいかに高速であるかを説明されていました。
再び小尾氏登場し、DellマシンとPowerMac G5におけるPhotoshopベンチマーク性能比較や、PowerMac G4とPowerMac G5におけるSpeedMark 3.2ベンチマーク性能などを紹介していました。そして、最後に演台にずっと黒い布に覆われていたDell Xeon 3.06 GHz Dualマシンを登場させ、Flyng NEMOの素材を使ったPhotoshopによる実行性能比較をライブで行い、講演は終了しました。 |
| Mac OS X Server v10.3 レポート | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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・Server担当プロダクトマネージャ
鷲滝 薫氏による、国内初となる "Mac OS X Server v10.3"、通称 "Panther
Server"のセッションが行われました。Panther ServerはWWDC 2003でもほとんど情報が公開されなかった為に、非常に貴重なセッションと言えます。
まず、Panther Serverの位置付けについて。Panther
Serverを一言で言えば「オープンソースの "Darwin" をコアとし、これまで以上に業界標準を詰め込み、その強力なパワーをAppleならではの使い易いMac OS XのUser Interfaceで包み込んだシステム」。業界標準に徹底的にこだわってサポートしている事によって、他のOS・システムと規格に基づいてシームレスに連携出来るだけに留まらず、多くのプログラマの努力により高品質を保っているオープンソースシステムのパワーと恩恵を享受出来るなどの数多くの利点を持ち、これは即ち投資対効果の向上をもたらします。
また、これらのシステムが稼働するのはApple製のXserve・Xserve RAIDに代表されるハードウェア群。このようにシステム・ハードウェアを統合的にAppleが提供している事によって、ハードウェアのパワーをフルに引き出す設計や、セキュリティ対策などの信頼性向上に極めて有利となり、最終的には「TCO(Total Cost of Ownership)の削減」を実現出来る事となります。
Mac OS X Serverならではの特徴で有る
"User Interface" についてもPanther Server においては徹底的な見直しが行われた事によって、まずサーバー管理ツールが完全にPanther準拠のGUIと更なるブラッシュアップが行われました。また、Pnather Serverに標準で搭載している全てのサービスについて 「サーバー管理 (Server Admin)」「ワークグループマネージャ」の2つのツールによってGUIにて設定・管理出来るように統合され、Xserve・Xserve RAIDを利用する場合でも追加して「サーバモニタ」ツールを利用するだけで管理が可能となりました。
さて、それではセッションで説明された新機能についてです。「50以上の新機能」というのがオフィシャルな発表ですが、セットアップから運用までの全局面について機能強化が行われていますので、個人的な実感としては「50どころじゃ済まない」という印象です。さて、それでは行きましょう。
まずは、セットアップについて。初期設定を自動化する
"Automatic Setup" が搭載されました。これによって未セットアップのMac
OS X Server v10.3は起動する際に接続されているストレージ機器及び認識されたLDAPサーバを検索し、configファイルが存在した場合にはそのデータに基づいて
"Automatic Setup" を実行します。 これによって「IPアドレスだけは変えるけど多数のマシンでクラスタを組みたい」っというような場合に、まずは1台だけセットアップをした上で、Mac
OS X Server設定ウィザードの最後に出てくる「設定を保存」という項目で書き出されるconfigファイルを保存し、そのファイルをストレージかLDAPに配備してしまうところまでやってしまえば、残りのマシンは起動させるだけでconfigファイルに書かれた内容通りにマシンのセットアップを実行します。 経路保護としては HTTPS・SSH2 による通信の保護を行う
"セキュアトランスポート"、遠隔集中管理としてはSNMPv3 をサポートすることによって他社管理システムでの管理を実現しています。 続けて、ディレクトリサービス "OpenDirectory2"
について。Mac OS X にはNeXT伝来のディレクトリサービス "NetInfo"
をコアとし、業界標準の "LDAP" を徐々に取り込んで来ていましたが、Panther
Serverにおいてはとうとう "LDAP" がNetInfoから独立してピュアなディレクトリサービスとして存在するようになります。そして、その独立したLDAPと認証システムとしての
"Kerberos" が組み合わさって "OpenDirectory2"
を構成しています。
また、OpenDirectory 2自体はレプリカにも対応しているために、冗長性を持たせたり、リモートを置く事で広範囲運用を行う事を可能とします。
認証についてはログイン時にAuthenticationサーバーに対して認証のリクエストを行い、承認された際にはクライアントにKerberos
"key" を持つ事でログアウトまでの認証を行う事となりますので、オープンスタンダードに基づいた安全な認証によってログインと同時に対応サービスへの認証を全て行う
"Single Sign-On" を実現します。
では、OpenDirectory2絡みの話題として、OpenDirectoryと統合されて最も進化した
"Samba 3"について。Sambaの最新バージョン 3 を搭載する事で、Windowsクライアントに対してプリントサービスやグループフォルダ、ホームディレクトリ、ローミングプロファイルなどのサービスを提供します。認証について、これまではWindowsも利用するユーザについては「Windowsログインを許可する」という個別設定が必要でしたが、OpenDirectory2によって一元的なログイン管理が可能となりました。また、これによってMacOSとWindowsからのログインによってアクセスするディレクトリを同一にする事も可能となっています。
VPN Serverとしては、プロトコルとして
L2TP & PPTP をサポートして40・128bitのキーにて暗号化を実行、そして認証にはIPSecかMS-CHAPにて行うという、業界標準のVPN Serverとなっています。Pnather ServerではFirewall (ipfw) についても強化が行われていますので、VPN Serverと併せて セキュアなGW として利用する事も可能となります。
続けては、恐らく一番強化されたメールサービス。これまではsendmailをベースにした独自エンジンでしたが、Panther Serverより他のBSD系OSと同じく "Postfix (SMTP)"・"Cyrus (IMAP・POP)" への移行が行われ、これによってこれまで以上にパフォーマンスとスケラビリティの向上が期待出来ます。更に、最近のMailトレンドに追従すべく、SquirrelMailをベースにしたWebMailサービスと、"Mailman"
によるメーリングリストサービスが搭載されるだけに留まらず、POP・SMTP・IMAPの通信をPantherServerが持つSSLによって保護された通信とする事も実現しています。
これまでのQTSSではMovieディレクトリにコンテンツを入れるだけで配信が開始されると言う非常に手軽な物では有りましたが、それ以上の設定が不可能であり、また配信前にStreaming専用の設定行程を数多く踏まなくてはならずに、コンテンツの数が増えると管理不能に陥る可能性が非常に高くなっていました。この状態を解消すべくQTSS
Publisherでは、配信したいコンテンツのアップロードをGUI化する事で指定フォルダにデータを自動的に転送・配備したり、ファイルサーバと連動・監視させる事で、ユーザーが指定フォルダに映像を入れるだけで自動的にStreaming用のHintingを行った上で配信サーバに転送する機能、コンテンツの配信開始・終了時刻を指定して配信する機能などが追加されています。
NetBootについては、クライアントOSにPantherを利用した場合にのみDiscレスのBootが可能。このDiskレスBootについてはG5ソリューションフェアのオープニングセッションでも触れられた東京大学に導入されるシステムにおいても利用されるとの事です。
以上がPanther Serverにて大幅に更新されたポイント。あとは、Panther Serverの細かな仕様解説となりました。まず、Darwinについて。採用されるバージョンは "Darwin 7"。Mach 3.0上に、FreeBSD 4.8をベースにFreeBSD5の一部の機能を取り込み、更にG5向けのカスタマイズが施されています。
話を戻して、サポートについてですが、機能の大幅強化に併せてマニュアル・トレーニングの強化・拡充が行われます。まず、マニュアルについて。これまでは700ページ余りの単本マニュアルでしたが、Panther Serverからはトータル1,400ページ以上、更に対象サービスごとに分かれた16冊のマニュアルとなる予定となっていると説明されました。また、システムに対しても100ページ以上のmanデータが投入される予定として作業が進められているとの事でした。
DBPSはCMSの分野の中でも、特に業務ロジックの中において、Webパブリッシングを行う現場にマッチするように設計がされています。この為に自動リンク作成、デザインテンプレートの自動適応などの基本的な機能に加え、一度デザインされたWebサイトを他の人の承認が下りない限りは公開されないようにしたり、特定の時刻が来たら自動的に公開・公開終了出来たりするように出来ています。
もう1社。大成建設 耐震推進室によるシステム開発事例を小野眞司
課長によって説明されました。
大成建設は以前はAppleの先進ユーザーと言われつつも、先日Windowsへの一斉リプレースを発表したばかり。やはり、コスト削減を旗印にしたリプレース要求は高いものの、ServerについてはWebObjectsやFimeMakerなどで作り上げた資産を活用する為にもこれまでと同じMacOSを採用たとの事でした。またデータセンターへのサーバー移動を機に1UのXserveへリプレースした事によって。これまでデスクトップ機6台余りだったマシンを、わずか3Uのスペース占有に収める事に成功し、これによって設置コストの削減にも成功したとの事でした。Xserveについては不安も有ったものの、導入してみれば熱暴走・システムクラッシュなど皆無で現在まで無停止運用を続けており、以前のMac
OS + Filemakerよりも遥かに多くの処理を捌けるようになったとの報告がされました。この際、余談として「Xserveはちょっと高価なデスクトップ機ぐらいというサーバーとしては超低価格なので、デスクトップとして稟議を通してシステムを開発してしまって、そのシステム無しでは業務が動かなくしてしまう様な草の根運動は意外と効果的かも知れない」という珍提案も行われました。
ハードウェアに続いて、システムのコスト削減策としては
"WebObjects" でのシステム開発が解説されました。大成建設はこれまで "耐震ネット"
をWebObjects4.5にて運用していたものの、時代の要求から耐震も含む建設全体を診断する "Web診断"
に進化させるプロジェクトについて解説されました。 開発の一番の問題点はWOの進化。耐震ネットは
WO 4.5にてObjective-Cにて構築されているものの現在ではWO4.5が入手不能で有る上に、JavaベースのWO
5.2で再開発する手間も取れなかったので、大成建設ではWO4.5ベースの"耐震ネット"システムを残しつつ、WO
5.2で作った新システム"Web診断"を統合する方法を取ったとの事でした。具体的には、Web診断システムからリクエストを送り、折り返されたデータをHTML上で統合して表示する方法を取り、更にReportMillと連携させる事でWeb診断システムの情報をベースに、報告書まで作成出来るようにしたとの事でした。
Mac OS X Serverが産まれてから、まだ数年。NeXTの資産を活用しつつも、時代の流れに併せて改良を続けているために過渡期ならではの問題も少なからず発生していますが、Panther Serverの発売と共にユーザーフレンドリーな強固なサーバーとしての評価がこれまで以上に高まりそうな予感が十二分に感じられるセッションでした。 |
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