Adobe & 旧 Macromedia 製品の連携強化

Adobe 史上最大のリリースとなる、『Adobe Creative Suites 3 新機能』の目玉は、やはり『Adobe 製品 & 旧 Macromedia 製品の連携強化』です。旧 Macromedia 製品も Creative Suite ファミリー全体と完全に統合されているので、従来の Adobe 製品とシームレスに連携可能です。
ここでは、「Adobe Photoshop CS3・ Illustrator CS3」と他のアプリケーションの連携について、取り上げていきます。

Photoshop CS3 と各アプリケーションの連携

  Dreamweaver CS3 との連携

Dreamweaver CS3 では、Photoshop CS3 との統合が強化され、デザイナーは、Photoshop イメージの全体もしくは一部に対して、Photoshop CS3 で選択(コピー)し、Dreamweaver CS3 のページ上に直接貼り付ける(ペースト)ことができます。その際 Dreamweaver CS3 にダイアログボックスが表示され、Web ページ用のイメージ最適化オプション(GIF、JPEG、および PNG 形式に変換)を指定できます。イメージを編集する必要がある場合は、イメージをダブルクリックするだけで、そのソースファイルを Photoshop CS3 で編集し、Dreamweaver CS3 で使用している Web 画像として更新することができます。[fig.01]

イメージプレビュー(Dreamweaver)

POINT!

Dreamweaver CS3 のページ上に配置されたイメージの最適化設定を後で変更する場合は、イメージのプロパティインスペクタで [最適化] ボタンをクリックすると、必要な時にイメージを最適化できます。

  Flash CS3 Professional との連携

Flash CS3 では、『Flash PSD Importer』より Photoshop ファイルを直接読み込むことが可能になり、Photoshop の多数の機能を保持し、PSD ファイルの画質と編集性を Flash 上で維持できます。更に、各オブジェクトに対してのシンボル化やテキストタイプの設定についても、読み込み時に詳細に設定・制御できます。[fig.02]
(※ Photoshop CS3 からのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップにも対応しています。)

読み込みオプション(Flash)

注意!

  • Flash CS3 は RGB カラースペースだけをサポートします。
  • Photoshop CS3 のスマートオブジェクトを編集可能オブジェクトとして読み込むことはできません。スマートオブジェクトは、その視覚的な外観を保持するためにビットマップとしてラスタライズされて Flash 上に読み込まれます。
  • イメージレイヤーと塗りつぶしレイヤーは、常にラスタライズされて読み込まれます。

  Fireworks CS3 との連携

Fireworks CS3 では、Photoshop ファイルを直接読み込むことができます。その際、レイヤーやマスク、編集可能なテキストなど、読み込まれたファイルの様々な外観の要素を保持するためのオプションが用意されています。これにより、Photoshop イメージを Fireworks に取り込んでさらに編集を行ったり、Web で使用するために最適化したりすることができます。
逆に、Fireworks CS3 のデザインカンプおよびイメージは、Photoshop 形式ファイルとして保存でき、結果、レイヤー情報を維持したまま Photoshop CS3 と Fireworks CS3 のどちらでも開けるようになりました。
(※ Photoshop CS3 からのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップにも対応しています。)

Fireworks に読み込み時の注意!

  • レイヤーマスクは、Fireworks オブジェクトマスクに変換されます。
  • レイヤー効果は、対応するライブフィルタが存在する場合は、Fireworks ライブフィルタに変換されます。
  • レイヤーのブレンドモードは、これらのブレンドモードが Fireworks でサポートされていれば、対応する Fireworks のブレンドモードに変換されます。
  • チャンネルパレット内の最初のアルファチャンネルは、Fireworks イメージ内の透明領域に変換されます。ただし、Fireworks では、追加された Photoshop アルファチャンネルをサポートしていません。
  • Photoshop 調整レイヤー、クリッピンググループおよびパスは、Fireworks ではサポートしていません。Fireworks CS3 は、Photoshop ファイルの読み込み時にこれらの機能を無視します。

Photoshop に書き出し時の注意!

Fireworks ファイルを Photoshop ファイルに変換できますが、当然この場合も、書き出しオプションがあり、一部要素に制限があります。

イメージプレビュー(Dreamweaver)

[fig.01]拡大・縮小アイコン

読み込みオプション(Flash)

[fig.02]拡大・縮小アイコン

Illustrator CS3 と各アプリケーションの連携

  Flash CS3 Professional との連携

Flash CS3 では、『Flash AI Importer』より Illustrator ファイルを直接読み込むことが可能になり、アートワークの編集可能性と視覚的な設定のほぼすべてを保持できます。Flash AI Importer では、Illustrator のアートワークを Flash にどのように読み込むかを細かく制御でき、特定のオブジェクトを AI ファイルに読み込む方法を指定できます。(※ 読み込むファイルは、Illustrator CS3 バージョンを推奨 )
Illustrator と Flash はどちらもベクターベースのグラフィックアプリケーションですが、以前はそれぞれの描画モデルが異なっていたため、アプリケーション間でコンテンツを移動したときに望ましい結果を得られませんでした。Flash CS3 には、オブジェクトの高い再現性を維持する、Illustrator 同様の改良された描画エンジンが搭載されています。つまり、Flash に読み込んだ Illustrator オブジェクト(テキストも含めて)が、Illustrator の時と同じように表示されるようになりました。[fig.03]
(※ Illustrator CS3 からのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップにも対応しています。)

読み込みオプション(Flash)

注意!

しかし、視覚属性の中には、正確に読み込まれないものや、読み込んだ後 Flash オーサリング環境では編集できないものがあります。Flash AI Importer には、アートワークの視覚的な外観と編集可能性をできるだけ維持したまま読み込むためのさまざまなオプションが用意されています。ただし、保持できない視覚属性もいくつかあります。Flash に読み込む AI ファイルの外観を改善するには、次のガイドラインに留意してください。

  • Flash CS3 は RGB カラースペースだけをサポートします。CMYK カラースペースの場合、色の再現性は保証されません。
  • AI エフェクトのドロップシャドウ、内側グロー、外側グロー、およびガウスぼかしを編集可能な Flash フィルタとして保持するには、それらのエフェクトが適用されるオブジェクトを Flash ムービークリップとして読み込みます。

  Fireworks CS3 との連携

Fireworks CS3 では、Illustrator CS2 および CS3 ファイルの直接読み込みをサポートしており、階層レイヤー、パターン、リンクされたイメージ、テキスト属性、透明部分などを保持したまま Fireworks CS3 で Illustrator ファイルを開くことができます。これにより、Illustrator イメージを Firework CS3 に取り込んでさらに編集を行ったり、Web で使用するために最適化したりすることができます。また、Illustrator 8.0 と互換性のある Illustrator ファイルを Fireworks から書き出すこともできます。[fig.04]
(※ Illustrator CS3 からのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップにも対応しています。)

読み込みオプション(Fireworks)

注意!

Illustrator ファイルを Fireworks に読み込む場合、[カラー]の再現性は正確ではなく、できるだけ近いカラーが保持されます。

読み込みオプション(Flash)

[fig.03]拡大・縮小アイコン

読み込みオプション(Fireworks)

[fig.04]拡大・縮小アイコン

【補足】 これらのアプリケーション間の連携機能については、Bridge CS3 からドラッグ&ドロップすることでも対応しています。

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