Adobe 史上最大のリリースとなる、『Adobe Creative Suites 3 新機能』の目玉は、やはり『Adobe 製品 + 旧 Macromedia 製品の連携強化』です。旧 Macromedia 製品も Creative Suite ファミリー全体と完全に統合されているので、従来の Adobe 製品とシームレスに連携可能です。
ここでは、「Adobe InDesign CS3」と「Adobe Dreamweaver CS3」との連携について、取り上げます。
InDesign コンテンツを XHTML として書き出すことにより、プリントから Web のワークフローをはじめとする、マルチフォーマットパブリッシングが可能になります。 書き出されたコンテンツは、Dreamweaver CS3 で編集し、カスケーディングスタイルシート(CSS)を使用して自動的にフォーマットできます。
XHTML への書き出しは、InDesign コンテンツを Web 対応形式にする簡単な方法です。コンテンツを XHTML に書き出すとき、画像の書き出し方法は調整できますが、テキストのフォーマットは保持されません。
ただし、InDesign は、同じ名前の CSS スタイルクラスで XHTML コンテンツにマークを付けることで、書き出されたコンテンツに適用された段落スタイル、文字スタイル、オブジェクトスタイル、目次スタイル、およびセルスタイルの名前を保持します。CSS 対応の HTML エディタである『Dreamweaver CS3』を使用すれば、フォーマットとレイアウトをコンテンツにすばやく適用できます。
書き出される内容:InDesign は、ストーリー、リンクと埋め込み画像、SWF ムービーファイル、脚注、テキスト変数(テキストで)、箇条書きリストと自動番号リスト、テキストにジャンプするハイパーリンクをすべて書き出します。テーブルも書き出されますが、テーブルとセルの罫線など、一部の書式は除外されます。
書き出されない内容:InDesign は、ユーザが描画したオブジェクト(長方形、楕円形、多角形など)、ムービーファイル(SWF を除く)、ハイパーリンク(テキストにジャンプするものを除く)、ペーストしたオブジェクト(ペーストした Illustrator 画像を含む)、アウトラインに変換したテキスト、XML タグ、ブック、ブックマーク、SING グリフレット、索引マーカー、ペーストボード上の選択されず、ページに接していないオブジェクト、マスターページアイテム(取り込む前にオーバーライドまたは選択した場合を除く)は書き出しません。
読み取り順序:InDesign では、ページオブジェクトの読み上げ順序は、ドキュメントの綴じ方(左から右または右から左)に従って決定されます。場合によっては(特に、複雑な複数段組ドキュメントの場合は)、書き出されたデザイン要素が目的の読み上げ順序に表示されないことがあります。Dreamweaver その他の HTML エディタを使用して、コンテンツの再配置とフォーマットを行ってください。
書き出しの前に、関連するオブジェクトをグループ化することによって読み上げ順序に影響を及ぼすことができます。InDesign でグループ化されたオブジェクトは、XHTML でもグループ化されます。
XHTML として書き出す内容を選択します。(※ドキュメント全体を書き出さない場合は、書き出すテキストフレーム、テキストの範囲、表のセル、またはグラフィックを選択)
【ファイル → メディア間の書き出し → XHTML・Dreamweaver】を選択します。[fig.01]
HTML ドキュメントの名前と保存場所を指定して、「保存」をクリックします。
XHTML の書き出しオプションダイアログボックスから、「一般」、「画像」、および「詳細」セクションで目的のオプションを指定して、「書き出し」をクリックします。[fig.02]
指定した名前と .html 拡張子を持つドキュメントが作成され、指定した場合は Web 画像サブフォルダが同じ場所に保存されます。
XHTML 出力の順番をコントロールするヒントとして、XHTML への書き出しを行う場合、InDesign はページ内の項目を左から右へ、次に上から下へ処理します。グループに含まれる項目は一緒に処理されます。
自分でデザインしたページレイアウトから XHTML を書き出す場合、必要な XHTML 出力が得られるまでグループ構成を変えながら実験が必要になることがあります。
[fig.01]![]()
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